潔癖彼女ノ憂鬱
「ねぇ、君!!」

突如、後ろから声を掛けられた。
肩に手を置かれ、驚いて振り返れば、三人の男の子が立っていた。

「…な、何か?」

「ねぇ君、新入生?」

(…ヒィッか、肩に男の手がぁ!!!)

「は、はははいっ」

「プッどもり過ぎだし」

「超~可愛いっ。この子、顔が引き吊ってるよ」

「先輩として忠告。この学園で気を抜いちゃダメだよ?」

「ここは狼だらけだからね~♪」

「子羊が一匹でいたら悪い狼に食べられちゃうよ?」



俺達も含めてねっ!



声を掛けてきたどうやら先輩らしい三人は、不吉な言葉を残して笑顔で去っていった。



(………はいっ!?)




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