SECRET&LIMIT-王子×凡人-
「…何処で名前を知ったの?」
アタシは恐る恐る彼に聞く。
そんなアタシに彼はニカッと笑って
「さぁ??^^」
なんてアタシがムカッとするようなことを彼は言った。
てか、何処で知ったのかぐらい教えてくれてもいいじゃん!!!
ケチっ!!!!
「…もういい!!馬鹿!!」
バチンッ――
つい、怒りのあまり彼の頬を叩いてしまった。
彼の右頬がみるみるうちに赤くなっていった。
そして、彼は横を向いたままで前髪が目にかかっていた為、彼の表情は見えなかった。