SECRET&LIMIT-王子×凡人-
それから、アタシと兄は両親の居ないリビングでオムライスを食べた。
食べ終わった後は、アタシはリビングのソファーに座り、兄はアタシの目の前の床に座ってテレビを見ていた。
そんな中、アタシが話を切り出す。
「やっぱり喫茶店でバイトしてると、料理が上手くなるのかなぁ?」
兄に向かってぽっそりと言ってみる。
「そうだな〜…厨房に入ればかな?^^」
「厨房かぁ…臭くならない?」
「多少はあるかもな^^俺はもう麻痺しちまってるから分かんねーけど。」
ハハハと笑いながら兄はテレビを見ている。
「そっか…」
アタシはソファーに寝転がり、そのまま目をつぶり眠りにつく。