SECRET&LIMIT-王子×凡人-
ピピピッ ピピピピピッ ピピッ
ウルサイなぁ…
スカッ――
ん?あれ?
スカッ――
…目覚まし時計が動いてる?
ドタッ
いたたたた…
あまりの痛さにアタシはゆっくりと目を開く。
「おはよう夜満。お前って意外と大胆なんだな^^」
……ヒッ
「きゃあぁああぁあ!!!」
ドタドタドタ――
バタンッ!!
「どうした!!!夜満っ!!」
慌ててアタシの部屋に入ってきた兄。
でも、アタシ達は…
「…?何してんだ?」
兄に言われるのも無理は無い。
アタシが流稀の上にいるような形になっていて、いかにも変なことをしていたと勘違いされそうな感じだったから。
「お兄…」
アタシはウルッとした瞳で兄を見た。