SECRET&LIMIT-王子×凡人-
アタシはギュッと苺ミルクのボタンを押す。
ガコンッと苺ミルクのパックが落ちてきて、すかさず苺ミルクを取り出す。
「夜満って、苺ミルクほんっと好きだよな。」
玲汰は笑いながらアタシに言ってくる。
「好きだよ。だって、苺の味がするんだもん^^」
アタシもニッコリと微笑み返す。
そして、近場にあるベンチにアタシと玲汰は座った。
その場でアタシはパックに付いているストローをプチッと取り出し、ストロー差しに差し込む。
チューッと飲み、プハーッとオヤジがビールを飲んだ時のような表情をする。
アタシがあまりにも変な表情をするからか、玲汰はブハッと笑っていた。
「クククっ…」
「も-…そんなに笑わなくてもいいじゃない!!」
「だっ…てよ。ククク…まぢで可笑しすぎる…からよ。ククク…」
アタシはプゥッと膨れっ面をして玲汰を見る。