SECRET&LIMIT-王子×凡人-





アタシはギュッと苺ミルクのボタンを押す。


ガコンッと苺ミルクのパックが落ちてきて、すかさず苺ミルクを取り出す。




「夜満って、苺ミルクほんっと好きだよな。」


玲汰は笑いながらアタシに言ってくる。



「好きだよ。だって、苺の味がするんだもん^^」



アタシもニッコリと微笑み返す。



そして、近場にあるベンチにアタシと玲汰は座った。


その場でアタシはパックに付いているストローをプチッと取り出し、ストロー差しに差し込む。




チューッと飲み、プハーッとオヤジがビールを飲んだ時のような表情をする。


アタシがあまりにも変な表情をするからか、玲汰はブハッと笑っていた。




「クククっ…」


「も-…そんなに笑わなくてもいいじゃない!!」


「だっ…てよ。ククク…まぢで可笑しすぎる…からよ。ククク…」




アタシはプゥッと膨れっ面をして玲汰を見る。


< 38 / 100 >

この作品をシェア

pagetop