SECRET&LIMIT-王子×凡人-




コツンッ



軽くアタシの頭に拳が当たって


「なーに悩んでんの?」



と、優しい声が横から聞こえてパッと振り向く。

そこにはニッコリと微笑む龍兄。



「龍兄…」


「男で悩んでんの?」


「え…ちがっ……」



"ちがう"って言おうとしたら頬っぺたをプニョッと摘まれ


「大丈夫、夜満の顔にそう書いてある。」

と、言うと



< 66 / 100 >

この作品をシェア

pagetop