SECRET&LIMIT-王子×凡人-
「玲汰、アタシは…玲汰を恋人としては見れない。」
「うん。」
「アタシは、玲汰は友達としか見れない……ごめん…本当に…ごめんなさい…」
そう伝えると、ジワジワと目の前がぼやけてくる。
泣いたって何も解決しないってことは分かってる。
だけど、申し訳ない気持ちで心が痛くて悲しい。
そんなアタシに
「夜満の気持ちは十分分かったよ^^返事くれてありがとな。」
そう言って、アタシの頭を撫でながら
「アイツには負けたなー…なんて奴だ。」
と、笑いながら玲汰は言った。
そして、アタシを撫でる玲汰の手は小刻みに震えていた。