SECRET&LIMIT-王子×凡人-
「琉稀、これって何て言うか知ってる?」
大人しく乗ったアタシの隣には悠々とした顔の琉稀が居た。
「さぁー?」
ニッコリと微笑む琉稀の周りには笑顔と反対に黒のオーラが漂っていた。
「じゃあ、教えてあげる。誘拐だよ…ゆ・う・か・い!!!」
「ハハッ^^笑わせてくれるね。譲ちゃん」
「は?!何も笑うところなんて無いんだけど。」
そう言ってキッと琉稀の顔を見ようとした所、視線がガッチリと合ってしまう。