SECRET&LIMIT-王子×凡人-
気になるんなら…かぁ。
アタシはギシッとベッドサイドに腰掛けた。
特に眠たくも無いアタシは足を軽くジタバタさせて、どうしようかと悩んだ。
行くべきなのか、行かないべきなのか…
行ったとしても何になるのだろう。
アタシは行って何がしたいの?
それは…少しぐらい琉稀のプライベートを知りたい。
アタシのことばかり曝け出すんじゃ無くて、琉稀のことも知りたい。
アタシは目の色を変えてベッドを降りる。
そして、サキの耳元で
「行ってきます。」
と、小声で言う。