SECRET&LIMIT-王子×凡人-
下を向き、唇をギュッと固くつぶっているアタシ。
これじゃあ何の解決にもならないことは十分に分かってる。
すると、急に彼はアタシの胸がドキッとする爆弾発言をした。
「まさかだけど…お前、乙ゲーとか買ってた?」
…え。
「…ち、違うよ。乙ゲーなんか買ってない。」
「嘘付くなよ。」
「つ…ついてないもん!!!!」
彼の言い草にムカッとしてアタシは下を向いていた顔を上にあげた。
そこには彼の顔があって、彼の瞳に吸い込まれそうだった。
しかしハッとアタシは我に戻り
彼の目からそらそうと思ったが、彼の目の威力が凄くてそらせそうに無かった。