愛を囁いて



会場のバルコニーに出ると

調度良い風が吹いてて気持ちいい



パーティーなんて私にはやっぱ向いてないや



「ふぅ〜…」



冬だから空気が澄んでで夜空の星が綺麗







「……星が綺麗かい?」



「……?」



振り向くと中年の男の人が立っていた



「そんな格好じゃ寒いだろ?」



男の人は自分の着ている上着を脱いで私の肩に掛けてきた



「あの大丈夫ですからっ!!」





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