愛を囁いて
「俺そろそろ行かなくちゃならねぇんだけど」
もう行っちゃうんだ…
「ねぇ最近ちゃんと寝てないよね?
カラダ大丈夫なの?」
「大丈夫
ヤって元気出たから」
何言ってんだか……
「……絶対死なないでね」
「死ぬかよ
じゃあもう行くから」
「あっ!!ちょっと待って!!」
カラダにシーツを巻いて
ベッドから出て蓮の前に行った
「何だよ?」
「んっ」
─ちゅっ
「いってらっしゃいの
ちゅー
してみたかったんだよね」