*Lover's Re Mode*
のろのろと起き上がった頃には、時計はお昼の12時を回っていた。

朝から何も食べてない私のお腹は、限界とばかりにグーグーと主張してくる。

本能に生きる人の性なのか、緊張感の無いだけなのか、自分でも分からない。

それでも痩せの大食いの私は、いついかなる時も本能に従う。

足早に食事を作る為にキッチンへと向かった。

誰もいなくなった部屋で、ベッドの下に転がっていた何かが、いつまでもキラキラと輝いていた。


―不思議な不思議な休日だった。



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