*Lover's Re Mode*
私はある一点を睨んでいた。

タイムリミットまで後20分。


捨てる。(気が引ける)
保管する。(恐怖)


究極の選択肢。
どうする、私!!

取り敢えず机の引き出しにハンカチで包んでしまっておいた。

不気味過ぎて、視界に入れたくなかった。

時間は刻々と過ぎていく。学校に行く準備も出来ていない。

だけど、ここで悩んでも仕方ない。私は即座に決断を下した。

なれば答えは一つ。

捨てられない、置いとけないなら、学校に隠してしまえばいい。

うん、それがいい!

急いで小さな空き箱にハンカチごと詰め込み、鞄に詰め込んだ。

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