*Lover's Re Mode*
はっきり言って、私はあの後の記憶が無い。
いつの間にか誰も居ない教室に奴(悪魔)と二人きり。
先程まで晴れていた窓の外は、今の私の心みたいに、どんよりと曇っている。
感じる視線。
それは真上から送られている。
見上げれば多分、奴の顔がある。
私は椅子に。
奴は私が座る椅子の対の机に、どっかりと座っている。
見下ろされるのは好きじゃない。でも奴は威圧を持って見つめてくる。
何から突っ込んでいいのやら分からなくて、取り敢えず睨んでみる事にした。
が、合わされる視線に堪えられず、瞬時に睨むのを辞めた。
情けない私。
青い瞳を見るだけで胸が高鳴って、息苦しくなる。
女子達が騒ぐだけあって、確かにカッコいい。
でも、多分それだけではない。奴からは女性を虜にするフェロモンが出ているに違いない。
一つ一つの仕種に惹き付けられる。悔しいけれど私も例外では無かった。
いつの間にか誰も居ない教室に奴(悪魔)と二人きり。
先程まで晴れていた窓の外は、今の私の心みたいに、どんよりと曇っている。
感じる視線。
それは真上から送られている。
見上げれば多分、奴の顔がある。
私は椅子に。
奴は私が座る椅子の対の机に、どっかりと座っている。
見下ろされるのは好きじゃない。でも奴は威圧を持って見つめてくる。
何から突っ込んでいいのやら分からなくて、取り敢えず睨んでみる事にした。
が、合わされる視線に堪えられず、瞬時に睨むのを辞めた。
情けない私。
青い瞳を見るだけで胸が高鳴って、息苦しくなる。
女子達が騒ぐだけあって、確かにカッコいい。
でも、多分それだけではない。奴からは女性を虜にするフェロモンが出ているに違いない。
一つ一つの仕種に惹き付けられる。悔しいけれど私も例外では無かった。