*Lover's Re Mode*
む、胸が!?
私の右胸が!!

…揉まれてる!!!

「何すんのよ、この変態が!!」

「ぐえっ」

奴の腹に肘鉄を食らわし、素早く離れる。

…危ない所だった。

奴は悪魔じゃなくって、ただの変態だったのか。

「てめぇ。痛いじゃねぇか」

「あんたが悪いんじゃない!自業自得よ!」

「人の話を聞かねぇからだろうが。お仕置きだ。お仕置き」

異性からの初めてのボディータッチが全て奴に持っていかれる。

胸を触る…鷲掴みするか普通。

「それにしても…叶依。胸結構あるよな?もしかして着痩せタイプ?」

なんて言いながら手でワキワキと形を作る。
包み隠さずの言動に、羞恥やら何やらでカァッと顔が熱くなり、体が震えた。

「別にいいだろう?俺達付き合ってんだし。」

あぁっ
そうだよ、付き合ってたんだった!
このルイという名の変態と!

と言う事は…これ以上の羞恥を味わなきゃいけない訳!?

それだけは勘弁してほしい。

< 61 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop