*Lover's Re Mode*
「そんなに知りたいなら、お願いしてみろよ?叶依の可愛い声で♪」

「……別にちょっと気になっただけだし、そこまで知りたい分けじゃない」

ツーン。
(ツンデレじゃないからねっ)

と、ちょっと強気に言い返しても、余裕のあるドエロ様はいやらしい笑みを崩さないまま、「ふ~ん?」て言ってギリギリまで間合いを詰めてきた。

体温を感じる位に近付いた体と身体は、ほぼ抱き締められている状態で、体が緊張してピクリとも動かない。

さり気無く腰に手を回されていて身動き取れない私の体は、ルイが微妙に動く度にビクリと震えていた。

私のこの反応はルイを喜ばせるだけなのに…本能的に出ちゃうのよ…

あぁ、ほら。
ルイの機嫌が上昇しているよ……。
絶対、私で楽しんでるもんっ

…こんな奴に抵抗の一つも出来ないなんて、何とも情けない。

トホホ…
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