*Lover's Re Mode*
「叶依」
「ん?」
「外すなよ?」
ルイは私の右手を掴み、目の高さまで持ち上げる。
言葉にせずとも分かるその意味に、私は戸惑いながら頷いた。
すると、悪魔にしては珍しく、いやらしい笑みではなく、軟らかい自然な笑みを浮かべた。
手を掴んでいない方の手で、頭を優しく撫でてくる。
…でも、悪魔に油断は禁物。
隙を突いて掴んだ私の右手を力強く自分の方へ引き寄せ、不意を突かれた私の体は奴の胸に収まる事となった。
「わわわっ」
クスクス。
「可愛いよな。叶依って」
どうも人の耳元で話をするのが好きらしい悪魔なルイに、常識なんて無く、とても楽しそうに人の頭を頬擦りをしてくる。
い、痛い…
慌てて胸を押し返そうとしても、腰に回された腕が私を拘束していて身動きが出来ない。
ここまでされていて、甘い雰囲気にならないのも不思議な話で、一方的なスキンシップは彼が満足するまで続けられた。
「ん?」
「外すなよ?」
ルイは私の右手を掴み、目の高さまで持ち上げる。
言葉にせずとも分かるその意味に、私は戸惑いながら頷いた。
すると、悪魔にしては珍しく、いやらしい笑みではなく、軟らかい自然な笑みを浮かべた。
手を掴んでいない方の手で、頭を優しく撫でてくる。
…でも、悪魔に油断は禁物。
隙を突いて掴んだ私の右手を力強く自分の方へ引き寄せ、不意を突かれた私の体は奴の胸に収まる事となった。
「わわわっ」
クスクス。
「可愛いよな。叶依って」
どうも人の耳元で話をするのが好きらしい悪魔なルイに、常識なんて無く、とても楽しそうに人の頭を頬擦りをしてくる。
い、痛い…
慌てて胸を押し返そうとしても、腰に回された腕が私を拘束していて身動きが出来ない。
ここまでされていて、甘い雰囲気にならないのも不思議な話で、一方的なスキンシップは彼が満足するまで続けられた。