*Lover's Re Mode*

夢と現実は妄想!?

ふと目覚めれば、体が解放されている事に気が付いた。

密着していた筈の痴漢で変態な男は、既に影も形も無く消え失せていた。

ただ、微かな温もりだけがベッドや触れていた場所に証拠の様に残ってて、夢では無かったのだと知れた。

一体、何だったんだ?
本当は夢だった?

温もりだとか感触だととかリアルに残っているこれは何?

冷静な頭で思い起こせば、見知らぬ痴漢だか変態だかが、自分のベッドにいて、しかも触れられていたという事実。もしかしたら本当は泥棒だったのかもしれない。

そう考えると恐怖で身震いした。

慌てて自分の身なりや、無くなったものがないかをこまなく探した。

でも何にも証拠になるものは出てこなかった。
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