また、先生に恋をする。
ー直人Sideー
RiRiRiRiRi~♪
着信:和真 の文字。
「なんだよ?」
「.......(笑)
兄貴相当俺のこと嫌いだね」
「なんなんだ。俺まだ今学校なんだけど」
そう、俺は和真が嫌い。
いや。
嫌いになった。
昔はすっごくなかよかった。
こうなったのも全て和真のせい。
和真が高校入学と同時にぐれ始めた。
毎日毎日母さんを泣かす。
俺は許せなかった。
そして極めつけ。
『お前いつまでぐれてんだよ。
ばかじゃねえ?
お前彼女いたんだろ?毎日違う女連れてるけど。』
俺が我慢が出来なくなって言った。
アイツからは俺には理解できない言葉が返ってきた。
「ああ。沙優?あいつね。
おんなじ女ばっか構ってられっかよ(笑)
遊びてえし。あいつはヤレねえし?
あ、あいつ兄貴の高校じゃね?」