小は大なり
そんな訳で教会らしき所に導かれ(運ばれ)た私。
あっという間にウエディングドレスを着せられ、
自分の首ぐらいある…指輪?を両手で持って、
本来はゆっくり歩くべきであろうバージンロードを早足で歩いている。
私は歩幅もミニマムなので、ゆっくり歩いていると日が暮れるから、ってことらしい。
しかも一緒に歩く人がいないのでたった一人だ。
最後の数メートル程を小走りで通過し、
どうにか桐也の所にたどり着く。
着いた途端、さっきのように桐也に持ち上げられた。
新郎の手に乗る花嫁ってどうなの、って感じだけど、
私が小さいのだから仕方ないかなぁ、と思う。