天然総長上等!!!


んんっ??

でも、さっきサラッと言ったけど、優真君は『№1』とか『総長』だとかを隠したかったんじゃないの??

だから、さっきのカフェの帰るときだって言葉を濁したりしたんじゃないの??


「優真君、あたしにそのこと隠してたんじゃないの??」


「う~ん…

隠してたといえば、隠してたよ。


暴走族とか…

ヤンキーって言ったほうが早いかな?

そーゆーのが絡んでること聞いたら、
あの襲われたときのこと思い出しちゃうんじゃないかって思って」



ただ隠してたんじゃなくて、優真君なりにあたしに気を使ってくれたんだ…。


「そうだったんだ…

ありがとう」



「いえいえ。


でも、デートの時はホントにごめんね。
№1っていうことで俺たちのチームを狙ってくるヤツもいて…


影でコソコソ弱みを握ろうとしてるヤツらが多いんだけど、たまにできたばっかりのこの世界のことわかってないチームがこのチームに攻めこんでくるんだよね」



そーゆーことだったんだ…


でも暴走族って、小説とか読む限りでは喧嘩して1位とかを決めるんでしょ??


あたし、優真君が顔に傷をつくってるの見たことないよ!!?


いくら総長だからって、喧嘩に参加しないわけがない。



「優真君、怪我しないの…?」



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