天然総長上等!!!
「咲希…
あたし、自分が劇の主役なのすっかり忘れてた…涙」
「まぁ… とにかく頑張って!
裏方で応援してるし★」
咲希は、衣装係。
なのでステージには出ない。
『裏方で』ってちょっと強調された気が…
イヤミかっ
心の中でそうツッコミながらも、
「う、うん…」
とあたしは答えた。
「そういえば、あの男どうした?
見つかった?」
あの男の子とは、あたしのことを3位の男から助けてくれた男の子のことだよ♪
咲希には、あの事件話しておいたんだ★
「ううん…
あの公園にも全然現れないし。。。」
あたしはハァーっとため息をつく。