天然総長上等!!!
「でも、君、怪我してる。
動いちゃだめだよー…」
男の子は首にかけていたタオルであたしの腕の血を軽く拭取り、止血した。
「やめろ!!!
てめぇのタオル汚くなんだろーが!!!」
「俺、タオルなんて何枚でも持ってるから。
腕、お大事にね。」
男の子はそれだけ言って去っていった―――。
「なんなんだよ。アイツ…
こんなアタシに、優しくなんてして。。。
あんなヤツ、、、初めてだ。」
ここでいったん暗くなってナレーションが入る。