甘い香り



そこまでして着せたいんか!?

絶対きもいって…はあ。



「マミ」

「なーに?」



もうあたし、大分疲れたんですけど。

疲労困憊ー早く寝たいー。



「きっとマミの髪が伸びる頃には出来上がっている。
 そうだな、肩につくくらいか。
 そうしたら、ドレスを着てくれ」

「………ん」



つい、肯定しちゃった。

だって…イケメンが…っ!!!!

あたしの返事を聞いて、ふわりと笑うアスター。

この顔、好きなんだもん。

仕方ないじゃん…。



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