甘い香り



「ま…っ!」

「ん…ふは、」



やっぱこうなるんですねーっ!

あたしの鼻血を舐めるアスター。

汚いからって、何回もゆってるのに。



「ふ、ん…あぅっ」

「…っん…ごく、」



アスターの冷たい舌が肌を撫でる。

背中がゾクゾクして、手が震えてきた。



「ぁす…たぁ…っ…」

「…マミ…っ…」



やっと違和感が消えて、アスターを押す。

そしてまた、ソファーの隅に寄った。



「…嫌だったか?」

「嫌に決まってるでしょ!
 他の人が自分の鼻血舐めるなんて…っああぁぁあああっ」



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