甘い香り
―バッシャーンッッッ!!!!
「うっひゃああああ!?!?!?………あれ?」
水をぶっかけられた感覚がして、飛び起きた。
でも、どこも濡れてない…?
いやいや、でも冷たい水かけられたし…。
………うん、気にしないっ!
「マミちゃん?…どうかした?」
「あ、アカシアだ。
そっちこそ何してんの?」
「聞いてるのこっちなんだけど…
王子様から、そばにいるよう言われてね」
王子様…あ、アスターか。
んもう、自分で見てればいいのに。
そういやあ、忙しいんだったっけ?