甘い香り



話してるうちに眠くなって寝ちゃったんだっけ。

それからアスターが何か言ってた気がするけど…なんだっけ。



「そう、アイツには気を付けて」

「…どうして?
 ロメリアさんは、ただアスターのことが好きなだけじゃん」

「気付いてたの?!」

「そりゃ気付くよ…。
 あたしを誰だと思ってんの?」



真実様を舐めんなっつーの!

優雅に脚を組みながら紅茶なんて飲んでみたりして。

ぶっ、あたし何様だよ!みたいな。

いや、真実様ですけど?



「アイツはね、アスターの嫁になるつもりだったんだよ」

「へー…」



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