甘い香り
ロメリアさんの気持ちは届かない
↓
だからあたしに催眠…
…うーん、やっぱそこに行き着くんだなあ。
その理由がわかんないんだけどさ。
「でも何であたしに催眠?
あたしに催眠かけて、何か得する?」
「マミちゃんがいなければ嫁になれるとでも思ったんじゃないかな」
そう呟くアカシアはいつもと正反対だった。
いつもは楽しそうにキラキラしてる瞳が
今はすごく冷めきってる。
知らない内に腕に鳥肌がたっていた。
「アスターが側室さえとらないのはね、マミちゃんがいるからなんじゃないかって噂されてるんだ」