甘い香り



だからかー、納得!

てか…うん、アスターよりカッコいいかもしれない。



「どもです、おじさんはカッコいいっすね!」

「はは、ありがとう。
 よければ3人でお茶でも」

「ええ、ぜひ」

「あ、じゃあおじさんの分頼まないと!」



誰かそばにいないかな…、あ!

少し遠くに見える金髪の人。

全力で走って、その背中に飛び付いた。



「ローダンセ!」

「っ、マミ様…如何なさいましたか?」



柔らかく微笑むローダンセ。

久しぶりに見た気がする。

今までずっと、どこかに行ってたんだよね。



「お茶するから、もう1人分テラスに持ってきてって伝えてくれない?」



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