甘い香り
美味しいのかわかんないけどー。
「ところでマミさん」
「は?何ですか?」
「君はアスターとどこまで行ってるのかな?」
「は……」
どこまで行ったかって……どこに?
取り合えず笑顔で固まった。
きっと何かの手違いじゃない?
「行くってどこにですか?」
「そりゃあ…ねぇ」
「だいたい、あたしはアスターの非常食みたいなもんでー」
「……は?」
全っ然食べられてないけど。
やっぱり食料があるからかなー。
ま、痛いの嫌だしいいけど。
「マミ…さん?」
「何ですかおじさん」
「クッ…ハハハ!
君は本当に興味深いよ!」
「はあ…?」