甘い香り
「ですが…」
仕方ない…使いたくなかったけど。
こうするしかないよね。
「あたしはプリムラに友だちになってほしいんだってば!
ほんとにダメっていうんなら命令する!」
「マミ様…」
お願い、わかってプリムラ。
ほんとは命令なんてしたくないの。
だって、友だちって…そうやって作るモンじゃないでしょ?
「よろしいのですか?
私は猫族ですよ…?」
「あったり前じゃん!
プリムラはプリムラでしょ!」