甘い香り
「はぁ?!何で?!」
「ご主人様が女性を連れてくるのは初めてですから」
へぇ〜、連れ込んでそうなのに。
あんまモテないってこと?
いやいや、それはないだろ。
だってあの顔だし。
そこらの女がほっとくはずない。
「プリムラ、もしやその方が…」
「えぇ、マミ様です」
「へぃ?」
やべ、なんか変な返事しちゃった。
話かけてきたその人を見る。
サラサラした金髪にアクアマリンの瞳。
…うん、イケメン。