甘い香り



「確かに。ご主人様もあの様な顔をなさるのですね」



そう言い合いながら、プリムラとローダンセは笑い合った。







黙々と歩き続けるアスター。

でも、あの…。



「アスター、怖いよっ」

「…あぁ、」

「どうしたの?」

「何でもない。気にするな」



顔を上げてアスターを見ると、いつも通りの微笑。

うはぁっ!イケメンオーラが出てる!!



「話をしよう」

「話…?うん」



けど、話すことなんてあるかなぁ?



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