甘い香り
「あぁ…うん」
あっという間に見えなくなる2人。
やっぱりお母さんは特別なんだなぁ…。
「マミ」
「…あ、ごめんっ。
お城行こ!」
ニコッとアスターに笑う。
そしたら小さく笑い返してくれる。
そんな日常が、当たり前になった。
「どうぞ」
「あ、ありがとローダンセ」
そう言うと、ふんわりした笑顔が返ってくる。
ローダンセはアスターの秘書。
何で魔界に来たのかはわかんないけど、すっごく優しい。