甘い香り
…喉、渇いた…。
今何時だー?
時計を見ると、12時11分。
「お昼…」
てか喉渇いたぁぁぁ。
フラフラしながら部屋を出た。
キッチン…ジュース…。
「…あれ、君は……」
「…ぅん?」
声がした気がして振り返った。
眠気が吹き飛んでいくくらいの…美形。
銀髪にスラリとした長身。
ポカーンと口を開けて凝視する。
「これは隠したくなるなぁ」
「――っ!?」
気付いたら、目の前にいるイケメン。
うああっ、瞬間移動!?