甘い香り
あたしもそのまんまそいつを放置。
だってまじでフラフラする。
…回復してまだいたら一発入れとこ。
「ぅあ…っ」
面白いくらいにツルッと滑る。
あは、軽くやばーい…。
「マミ!…大丈夫か?」
「うぇい?…あ、ありがと」
すかさずあたしの身体をアスターが支える。
んー、あんたは王子かっ。
あ、王子だった。
「アイツ…っ」
「顔怖いよー」
どんだけ独占欲強いんですか。
血なんてそのうち出来るじゃあん…。