甘い香り



あたしもそのまんまそいつを放置。

だってまじでフラフラする。

…回復してまだいたら一発入れとこ。



「ぅあ…っ」



面白いくらいにツルッと滑る。

あは、軽くやばーい…。



「マミ!…大丈夫か?」

「うぇい?…あ、ありがと」



すかさずあたしの身体をアスターが支える。

んー、あんたは王子かっ。

あ、王子だった。



「アイツ…っ」

「顔怖いよー」



どんだけ独占欲強いんですか。

血なんてそのうち出来るじゃあん…。



< 74 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop