甘い香り



「プリムラちょっと来て!」

「えっ、マミ様!?」



ローダンセに止められそうになったけど、アスターが抑えてくれた。

ありがと、アスターっ!

―バタン…ッ

ドアから少し離れて、掴んでいたプリムラの腕を放した。



「マミ様…?」

「…プリムラは、さ」

「はい」



不思議そうなその瞳を見つめる。

恋は報われなきゃ、でしょ…。



「ローダンセのこと、どう思ってんの?」

「…っ」

「正直に答えて」



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