甘い香り



「かしこまりました。
 それではその様な色合いでドレスを作らせていただきます」

「ちょ…っ!ドレスなんて着ないですってばっ!!」

「いいじゃないか、ドレス。
 楽しみだな」



絶対楽しそうに笑ってる…!!!!

そう思って服屋さんに向けていた顔をアスターに向けた。

…………え、



「…楽しみだな」



アスターは優しい目をして

穏やかに微笑んでいた。

―どき…っ

ちょ、無条件でときめくからぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!

イケメンがそうゆう風に笑うの禁止だってばっ!!



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