夏ザクラ
ONESTORY

雨の向こう






「結亜、ゴメン」





ザーザーと鋭い雨粒の当たる、細い道の道中。





「え………?」



「ゴメン……」







今、目の前で俯いているのは
たった昨日まで一緒に笑い合っていた彼氏。













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