☆★心風★☆
「だって、ひかりはひかりなんだもん」



「あ…あんた、何よ急に」



ひかりは動揺して、口をパクパクさせてる。



私はお構いなしに、動揺してるひかりの手を握る。



「…ひかり、頑張って!!」



「あ…ああ。ってか、あんたはどうなのよっ!!」



「え?私?…あはは、何言ってんの。私ダメじゃんっ。今まだ20秒なんだよ…?」



本当はハードルなんて向いてないってわかってた。


でも…あまりにもきれいに跳ぶ美野里先輩に憧れて…


入ったんだ。


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