☆★心風★☆
『あの…先輩、一緒に走りませんか?』



私の前に並んだ先輩に、私は思い切って声をかけた。



『え?私と?』



今思えば、馬鹿なことしたなーって後悔…。


なんであんなこと言ったんだろう……



1年も私より多く練習を積んだ先輩になんて…勝てるはずがないのに。




それでもこのとき、勝てる気がした。



『はい!』



『い…いけど』



先輩はちょっと驚きながらokしてくれた。


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