☆★心風★☆
『だっ…大丈夫!?架村さん!?』



部長が慌てて保健室の先生を呼びにいった。



『ね…ねえ、み…右足がっ…』


私の右にいた女の子が、幽霊でも見たかのような震えた声でそう言った。



『きゃあっっ!!変な方向に曲がってる!!!!』



別の女の子が悲鳴に近い声で叫んだ。



『これって骨折じゃないの…?大丈夫じゃないじゃん…』



そう…私は“骨折”していた。



そのあと、病院に連れて行ってもらって診てもらったら、やっぱり骨折だった。



< 110 / 308 >

この作品をシェア

pagetop