☆★心風★☆
ある日、そんな私に向かって投げられた1つのボール…



それは、鴻上くんが投げたボールだった。



男子が投げたのにもかかわらず、軽々ととる私。



自慢みたいになっちゃうかもだけど、私、このときすごくドッジがうまかったんだ。



あのときのこと…今まで覚えていてくれたの?




「そのときからずっと気になってたんだ」



そう言いながら私の腰に手を回す鴻上くん。



ドキンッ…



こういうの、慣れないなぁ…。



鴻上くんのもう片方の手が、私の頭を撫でた。



ちょ…ちょっとまってっっ!



鴻上くん…何するつもり!?

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