☆★心風★☆
「鴻上くん、私の気持ち知ってるよね?」



鴻上くんの瞳を覗き込んで、私は問い掛けた。



「ああ…知ってるよ」



そう言って鴻上くんは、私の瞳を見つめ返した。



ドキッ。


やっぱり私、その瞳に弱いかも…。



前と変わらず…いや、前よりもドキドキする。



「鴻上くん、告白もう一度許されるかな?」



昨日は断られたけど、今日なら許されるのかな。



今日なら、私の気持ち…ちゃんと届くかな。



鴻上くんの瞳が一瞬揺れ動く。


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