☆★心風★☆
学校に着いた私たちは、まず飲み物売場へ直行した。



屋台の中にはなぜか、同じクラスの福沢くんがいた。



「…福沢?」



鴻上くんは福沢くんを見て目を丸くした。



「鴻上と架村さんじゃん!」



福沢くんも驚いた顔で私たちを見た。



普段大人しい私は、こういうとき話さない。



福沢くんとも、一度くらいしか話したことがない。




「2人、付き合ってたんだな!」



あ、そうだ。



私たち学校で話したりしないから、皆気づかないんだ。

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