☆★心風★☆
隣の人のイチゴオレを飲む喉の音が聞こえる。



それぐらい、会場は静まり返っていた。



あと少し…ってとこで、隣の人が「はい!!」と手を挙げた。



あーあ、負けちゃった。



まぁ仕方ないよね。



周りの人みんな大人なんだもん。



私は残りのイチゴオレを飲み干し、ゴミ箱へ捨てて鴻上くんのもとへと急いだ。



「あっ鴻上く…」



「きゃーっ!!可愛いじゃん!!この子が龍星の彼女ちゃんかぁーっ」

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