☆★心風★☆
「姉ちゃん!そろそろ寝なさいって母さんが言ってたぞ」



夜の10時半をまわった頃、弟が部屋に来てそう教えてくれた。



「あ、うん…わかったぁ」


私はニッコリと笑って、ありがとう、と言った。



弟が部屋のドアを閉めたあと、私はベッドに横になって、鴻上くんのことを考えた。


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