☆★心風★☆
翌日。


私は鴻上くんの携帯に電話をかけた。



携帯を持つ手が震える。



『ガチャッ…もしもし』



妙に澄んだ鴻上くんの声が聞こえた。


やばい、泣きそう。



ダメダメ!


ここで泣いたらダメよ、百々!!



「えーと鴻上くん…?」



『………』



「ちょっと話があるから…今日会える?」



『……ちょうどよかった。俺も話があるんだ』



え………。


鴻上くんから話って……。



それは、別れ話…?

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