☆★心風★☆
「姉ちゃん?」



俺が呼びかけるのと同時に、「あった!」という姉ちゃんの嬉しそうな声が聞こえた。



「え?あったのか!?」



本当に!? 本当にあったのか!?


「はい、これでしょ?」



そう言って姉ちゃんは俺の前に“バレードッジ 記録ノート”と書かれたノートを突き出した。



「そうそう、それっ!ありがとう、姉ちゃん!」



これで架村に渡せる…!



学校についた俺は、自分のクラスにランドセルを置き、架村のクラスに走って行った。



俺は教室の入り口付近にいる男子に尋ねた。

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